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Q110 通勤災害が交通事故の場合なのに自賠責保険が使えない・・・?-1-

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【質問】

a0001_006043_m「先日、当社従業員が、通勤中に交通事故を起こしてしまいました。当従業員方が、過失が大きい事故のようですが、従業員本人も負傷してしまいました。交通事故ですが、相手方からは、労災保険で対応して欲しい、と言われました。確かに、通勤中の事故ですので、通勤災害に該当するかと思いますが、通勤災害が交通事故でも、労災保険を使うことができるのですか?」

【回答】

「通勤災害が交通事故であっても、労災保険を使うことはできます。ただし、自賠責保険との関係を考える必要があります。」

【解説】

a1090_000043_m前回、通勤災害が、交通事故の場合における労災保険と自賠責保険との関係についてお話しました。

さて、今回は、ご質問にありますように、交通事故の相手方から、労災保険を使って欲しい、と言われたケースを少し掘り下げて考えてみたいと思います。

前回、お話しましたように、通勤災害が交通事故の場合、労災保険か自賠責保険か、どちらを先行して使うかは、本来は、被災者の自由となります。

しかし、様々な事情によって、原則通りに行かない場合もあります。

その理由で最も大きいのが、自賠責保険制度自体の特殊性にあると言えます。

その中で、最もわかり難いのが、「被害者」の考え方かと言えます。

通常、交通事故で被害者と言えば、過失割合の少ない方を言います。

 

ですから、今回のご質問のケースで言えば、従業員の方の過失が多いようなので、従業員の方が、加害者で相手方が被害者となります。

しかし、自賠責保険では、過失割合によって「被害者」「加害者」と判断するのではないのです。

自賠責保険では、過失割合に関係なく、単純に怪我をした方を「被害者」と呼びます。

少しわかり難いかと思いますが、ご質問ケースで言えば、従業員の方の過失割合が大きくても、従業員の方自身が、負傷しているので、従業員の方は、自賠責保険上では「被害者」となります。

つまり、過失割合が少ない相手方が、「加害者」となります。

ところで、もし、仮に相手方も負傷していた場合にはどうなるでしょうか?

先程、言いましたように、自賠責保険では、単純に怪我をした方が、「被害者」となりますので、相手方もその意味では「被害者」となります。
 
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つまり、交通事故の場合、双方が怪我をすれば、自賠責保険上では、「被害者」「加害者」の両方になるのです。

何故、このような考え方をするかと言いますと、自賠責保険は、元々、被害者を保護する制度だからです。

ご存知のように、自賠責保険は、強制加入ですので、建前上は、全ての車が加入していることとなります。

となれば、どのような事故であっても、被災者は、一定の補償を受けることができることとなります。

ここで、1つ基本的な事項をご理解していただく必要があります。

自賠責保険とというのは、あくまで事故の時に相手方を救済するために加入する制度です。

ですから、事故の過失割合に関係なく、単純に怪我を負った方は、相手方の自賠責保険から補償を受けることとなります。

自賠責保険で、自分自身を補償することはできないのです。

ですから、例えば、交差点で停止中の車に追突すれば、当然、過失割合は、追突した方が、過失の割合が100%となり、停止中の車両には、過失はありません。

 

しかし、このような事故であっても、過失割合が100%である追突した方が怪我をすれば、停止中の車両の自賠責保険により補償を受けることとなるのです。

つまり、追突して負傷した運転手側から見れば、追突した運転手が、「被害者」で、停止中の車両の運転手が「加害者」となるわけです。

自賠責保険とは、このような制度なのです。

 

ただし、理屈上では、被害者保護を目的としていても、先の例のような、過失割合が少ない実際の被害者からすれば、感情的に受け入れがたものがあります。

そして、ここでもう1つポイントなってくるのが、実際に事故が起きた場合に、自賠責保険の手続きを誰が行うかです。

これは、自賠責保険の請求は、運転手個人でもできますが、なかなか、素人では難しいのが現状です。

ここで重要となってくるのが、保険会社です。

任意の自動車保険に加入している場合には、保険会社が自賠責保険の請求を行ってくれる場合があります。

しかし、ここも非常にわかりにくいシステムとなっているのです。

先の例でご説明しますと、停止中の車両に追突して、停止中の運転手及び追突した方の運転手双方が怪我をしたとします。

先程、ご説明しましたように、双方が怪我をしていますから、自賠責保険上では、双方が「被害者」「加害者」となります。


つまり、停止中の運転手の怪我は、追突した車両の自賠責保険から、追突した運転手の怪我は、停止中の車両の自賠責保険から補償を受けることとなります。

そして、自賠責保険の手続きについてですが、過失割合の多い方が、任意の自動車保険に加入していれば、相手方、つまり過失割合の少ない方の自賠責保険の請求は、代行してくれます。

しかし、過失割合が少ない方が加入している保険会社が、過失割合が多い方の自賠責保険の手続きを代行することはないのです。

ここは、非常にわかりにくいところです。

しかし、実は、通勤災害が交通事故の場合、この自賠責保険の手続きが、非常に重要な意味を持ちます。

 

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