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Q112 通勤災害が交通事故の場合は、自賠責保険が優先では・・・?

【質問】

a1180_000756_m「先日、当社の従業員が、通勤中、交差点で停止中、後方から来た車両に追突され、負傷してしまいました。通勤災害が交通事故の場合、労災保険より自賠責保険が優先されると聞いたのですが、聞くところによると、事故の相手方は、任意の自動車保険に加入していないそうです。従業員が、加入している保険会社も、従業員に過失が無い場合には、自示談交渉すら行ってくれないそうです。このような場合、自賠責保険への請求は、どのような手続きをしたら良いのでしょうか?」

【回答】

「交通事故の相手方の方が、過失が多い場合で相手方が、任意の自動車保険に加入していない場合には、現実的には、自賠責保険の請求は困難なので、労災保険を優先した方が、良いでしょう」

【解説】

a0001_011470_m前回前々回、お話ししましたように、通勤災害が交通事故の場合、労災保険と自賠責保険のどちらを優先させるか、被災者が選択することができます。

しかし、一般的には自賠責保険を優先させることとされています。

 

実際、自賠責保険を優先させた方が、被災者にとっては、有利となる面が多いと言えます。

ところで、前回、詳しくお話しましたように、自賠責保険は、過失割合に関係なく、負傷した方が、相手方の自賠責保険より補償を受けることとなります。

つまり、自賠責保険は、相手方を補償する保険で、自分で加入している自賠責保険で自身を補償することはありえないのです。

 

そして、自賠責保険の請求の手続きについてですが、これは、過失が少ない方の請求業務は、過失が多い側が、任意の自動車保険に加入していれば、その保険会社が、行ってくれます。

ですから、ご質問のケースの場合、従業員の方は、交差点に停止中に追突されたようですので、通常は、過失は、ゼロとなります。

ですから、追突した相手方が、任意の自動車保険に加入していれば、その保険会社が、自賠責保険の請求業務を行ってくれます。

 

しかし、現実には、ご質問にあるように、任意の自動車保険に加入していないケースも考えられます。

では、このような場合、誰が自賠責保険の請求を行うか?ということとなります。

 

では、従業員の方が、任意の自動車保険に加入していた場合に、その保険会社は、自賠責保険の請求を行ってくれるのでしょうか?

実は、保険会社が、自賠責保険の請求を行うのは、相手方の過失が少ない場合で、相手方のために行う時だけです。

つまり、自社の契約者のために自賠責保険の請求を行うことなないのです。(ちなみに、ご質問にあるように、自社の契約者の過失がゼロの場合には、示談交渉も代行してくれません。)

となると、今回のケースで言えば、負傷した従業員の方か、追突した相手方が、自賠責保険の請求をしなければなりません。

 

しかし、現実的には、これは無理な話しとなってきます。

 

となると、このような場合には、労災保険を先行せざる得ないと言えます。

しかし、実は、これは非常に理不尽な事と言えます。

ご質問のようなケースの場合、従業員の方に過失が無ければ、補償の義務を負うのは、相手方です。

しかし、労災保険を使う場合、その手続きを行うのは、負傷した従業員又はその会社となります。

 

「やられた方が、動かなければならない」

というのは、何か納得できないのですが、現実問題として、そうせざる得ないのです。

もし、相手方が任意の自動車保険に加入していて自賠責保険を優先させることができたら、相手方保険会社が、手続きを全て行ってくれます。

 

前回、過失割合によって労災保険を先行せざる得ない場合をお話しましたが、今回のように、不幸にも事故の相手方が、任意保険に入っていない場合にも、労災保険を先行せざる得ない場合もあります。

このように通勤災害が、交通事故の場合には、で労災保険か自賠責保険のどちらを優先させるか、様々な要因でその都度、判断しなければならないこととなります。

IMG_3071-3社会保険労務士 松本 容昌

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